クリニック紹介About

クリニックの特色

黒木クリニックは乳腺疾患と甲状腺疾患の専門外来です。診断・治療から在宅診療まで、トータルな医療とケアを提供しています。決して短くはない治療の道のりを共に歩んでいくために、最高の医療を総合的に提供できるクリニックでありたいと願っております。

Specialty

専門性

乳腺専門医のいるクリニック

黒木クリニックでは乳腺専門医、外科専門医の資格を有する医師が診察を行ないます。「乳腺専門医」とは、乳腺疾患にかかわる専門的な知識を身につけ、臨床経験を積んだ医師のことです。
乳腺の専門医になるには、医師免許を取得して2年間の研修医を終えたのちに、まず治療の基本となる診療科(外科、内科、放射線科、産婦人科のいずれか)の専門医(または認定医)を取得する必要があります。(たとえば外科専門医になるには、5年以上の研修と350例の手術を経験したうえで、資格試験に合格することが必要です。)基本となる診療科の専門医(または認定医)を取得したのちには、日本乳癌学会の認定施設で乳腺指導医のもとでさらに5年間の専門医研修を受けます。この間に100例以上の診療経験と一定の研究業績を積む必要があります。
このような前提をクリアしたうえで、ようやく乳腺専門医の資格試験に挑戦することができます。乳腺専門医になるには、医師免許を取得してから最短でも9~12年かかるのです。また、専門医の資格は数年ごとに更新の必要があり、資格取得後も最新の知識や技術を継続して学習し、臨床の現場にたって実践しつづけることを求められています。 このように乳腺専門医を取得し、維持しつづけていくことは大変ですが、それだけに専門医であるということは、しっかりと臨床経験を積んだ信頼できる医師であるといえるでしょう。

Tailor‐made

個別性

テーラーメイド医療

黒木クリニックでは、患者さんひとりひとりにあわせたテーラーメイド医療をめざしています。
テーラーメイド医療とは、おしきせの医療ではなく、患者様ひとりひとりにあわせた治療法の選択や薬の処方を行なっていくことです。かつて乳がんの治療選択肢はとても少なかったのですが、乳がん治療はここ30年ほどで劇的に進歩しています。手術の技術も進歩し、新薬が次々に開発されることで治療の選択肢が増えてきています。また、がん細胞の性質によって効果が期待できる治療法が異なることもわかってきました。
当院では、標準的治療をベースとして、ひとりひとりのがんの性質や進行状況にあわせた治療を行っていきます。治療に関して不安なことや、ご希望があれば遠慮なくご相談ください。

Technical

技術力

実績に裏打ちされた手術

黒木クリニックでは、すべての手術を黒木祥司院長が執刀しています。
黒木院長は昭和62年(1987年)から乳がんの手術に携わっています。乳房の形を残す手術(乳房温存術)が昭和61年(1986年)に日本ではじめて学会で発表され、長いあいだ乳房切除しか選択肢がなかった乳がん治療に大きな衝撃を与えた頃のことです。黒木院長も平成3年(1991年)からいちはやく乳房温存術を取り入れ、九州における乳がん治療の草分け的存在として数多くの手術経験を積んできました。
乳がんの手術では、「がんをしっかり取ること(根治性)」と「乳房をきれいに整えること(整容性)」が重要です。乳房の形にとらわれてがんを取り残してしまってはいけませんし、がんを取ってもきれいな乳房がのこせなければ、術後の生活に大きな影響を与えてしまいます。当院では、豊富な経験に裏打ちされた技術によって、根治性と整容性の両立を目指した手術を行っています。

※当院には手術室がありませんので、手術は福岡市内の開放型病院(及川病院)と連携して行なっています。手術の際は開放型病院に入院していただき、当院の医師が出向いて執刀いたします。